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応用物理学会春季講演会(東工大大岡山キャンパス)での発表

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2016年3月20日(春分の日)午前9時より、東京工業大学西6号館2階の621号教室にて、「科学教育コンテストを活用した次世 代人材育成」と題したシンポジウムが行われた。
はじめに東京工科大学の毛塚博史氏による「物理チャレンジ教育活動と国際物理オリンピックへの日本参加」と題する講演があり、国際物理 学オリンピックに参加した経緯が紹介され、代表生徒を選考する側からの内容紹介として、物理チャレンジについての説明等があった。続い て、京都大学博士課程の植松祐輝氏による「物理チャレンジと物理教育 : 出場経験者としての視点から」と題する講演があり、物理チャレンジから、物理学オリンピックの専攻過程とその後の物理教育について紹介があった。
3人目にJBO教育支援部会の石井規雄が「国際生物学オリンピックに向けた学生指導の経緯から〜いかにして代表生徒を指導したか〜」と 題して、代表生徒を出す目標ではなく、研究者養成の通過点としての生徒指導の重要性を講演した。
4人目に福井県教育庁義務教育課の三崎光昭氏による「中学生のための理数探求イベント(ふくい理数グランプリ)」での中学生の生き生き とした取り組みについての講演があった。
最後にJSTの河崎泰介氏による「次世代人材育成における科学技術コンテストの役割」と題する講演があり、JSTが取り組んでいる「科学 の甲子園」などの紹介がされた。以上の5件が招待講演である。その他に会員発表として福井大学の葛生伸氏による「アドバイザーの立場から 見た高校生のための理数探求イベント(ふくい理数グランプリ)」と題して、高校生の取り組みについて紹介があった。
物理にとっては他の分野である生物学オリンピックが、どのような取り組みを行っているのかを知って頂く良い機会であった。   (文 責: JBO教育支援部会主査 石井規雄)

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講演者の方々:写真の左から、毛塚博史氏、植松祐輝氏、石井規雄、三崎光昭氏、河崎泰介氏


埼玉県教育委員会主催 科学五輪研修でのJBOの活動

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平成28年1月24日(日)に、埼玉県行田市にある埼玉県総合教育センターにて、高校教員対象の科学五輪研修会が行われた。生徒が大学入試に追われ、高等学校も入学選抜試験が間近 ということもあって、物理5名・化学6名・生物4名の受講者を対象に実施された。しかし、実習を行うに当たっては、少人数の方が密度の高 い研修会ができるので、終始和やかな雰囲気で実施する事ができた。
9時半から11時半まで、IBOの歴史に始まり、JBOの歴史、国内選抜試験日の変化、各回の様々なエピソード等について説明し、メダ ル獲得の変化と各国の取り組み、日本の取り組みについても説明した。また、生徒をどのように指導すると良いのかについても説明した。日本 代表生徒を指導するには、代表にするための指導をするのではなく、一人の研究者を養成する事を目標にすることで、たまたま代表生徒が育つということを説明した。
午前は更に1時間程ツバキの葉の切片作成技術を伝授した。午後は、ツバキの葉の切片観察とスケッチの実習を行った。スケッチに関して は、実際に体験をしなければ中々上達しないことを実感してもらった。更に、葉の裏面にある孔辺細胞の観察も行った。始めは孔辺細胞の区別がつかなかったが、次第に孔辺細胞が見えるようになり、孔辺細胞の大きさについて理解することができた。合計6時間の研修は、充実した時間となったことを受講者から聞き、実施した側としても満足のいくものであった。
(文責  JBO教育支援部会主査 石井規雄)

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