IBO2020リモート大会(IBO Challenge 2020)
国際生物学オリンピック2020リモート大会 日本チーム全員 メダル獲得
日本チーム4名は全員メダルを獲得しました。文部科学省からの発表文はこちらです。
氏 名 | フリガナ | 在籍校(所在地) | 学年 | 成 績 |
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末松 万宙 | スエマツ マヒロ | 栄光学園高等学校(神奈川県) | 3年 | 金メダル |
金久 礼武 | カネヒサ レン | 高知学芸高等学校(高知県) | 3年 | 銀メダル |
川本 青汰 | カワモト セイタ | 京都府立洛北高等学校(京都府) | 3年 | 銀メダル |
松房 愛実 | マツフサ マナミ | 桜蔭高等学校(東京都) | 3年 | 銀メダル |
JBO引率者(50音順)
- 岩間 亮(東京大学農学生命科学研究科 助教)
- 齋藤 淳一(東京学芸大学附属国際中等教育学校 教諭)
- 高橋 大輔(埼玉大学理工学研究科 助教)
- 瀧本 岳(東京大学農学生命科学研究科 准教授)
- 服田 昌之(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 教授)
IBO Challenge 2020 メモリアル動画
史上初のオンライン開催となったIBOの記録動画です。
長崎での開催を予定していたIBO2020は、IBO Challenge 2020と名称を変更してリモート開催となり、実行委員は自宅で連携を取りながら24時間体制で各国の現地時間に合わせて運営しました。
一堂に会することが難しく、時差もあるなかで選手同士の交流を促すため、会期を大幅に伸ばし、グループワークなどの独自のプログラムを盛り込みました。
概要
- 開催期間:2020年8月7日-10月31日
- 参加国数:53ヶ国(全日程参加:47ヶ国、交流会のみ参加:5ヶ国、オブザーバー:1ヶ国)
- 形式:オンライン
- 公式サイト:IBO Challenge 2020 公式ウェブページ
スケジュール
オンラインJury会議 (2020年8月7日-10日)
試験環境の動作確認および問題の承認、ならびに試験問題の各国語への翻訳を実施
試験 2020年8月11日(実験試験) – 12日(理論試験)
各国の事情に合わせて試験環境を選択(オンサイトおよびオフサイト)。現地時間の8月11日、12日に合わせて各国語に翻訳された問題用紙を用いてマークシート形式の試験を実施。結果は8月24日に発表。
国際グループプロジェクト (2020年8月13日–10月31日)
異なる国の代表選手4名でグループに分かれ、事前に選択したテーマについて約2ヶ月間をかけて議論し、共同で成果物を作成。
国際グループプロジェクトについて
プロジェクトの目的
21世紀に生きる人類は、史上稀に見る多くの国際的・学祭的な課題に直面しています。「生物学」という学術領域は、私たち自身、そして私たちを取り巻く環境を深く理解しようとする学問で、こうした非常に難しい課題解決に向けて重要な役割を担い、人類社会の持続可能な発展へと大いに貢献するものと考えています。
この国際グループプロジェクトは、世界中の若き生物学者を志す仲間が一緒になって生物学の未来を想像、議論し、成果物にまとめあげる機会の提供を目的としています。この貴重な経験、そして成果物に対する様々なフィードバックを通じて、選手たちはIBOの参加者たちと生涯続くかけがえのない関係を築くこととなるでしょう。
内容
事前に選んだタスク・トピックに応じたグループごとに議論を行い、約2ヶ月間をかけて共同で成果物をまとめあげます。
各グループには、過去のIBO参加経験者であるファシリテーター(22ヶ国37名)が1名付き、選手同士の議論をサポートします。
タスク (1つ選択)
- 生物学の独創的な実験を計画しよう
- 現状の問題に生物学がどう貢献できるか考えよう
トピック (1つ選択)
- 感染症
- 生物多様性と海洋
- ゲノム編集
- 進化
成果物
- PowerPoint プレゼンテーション(最大4ページ)、PDF ポスター1枚 のいずれか ※動画不可
進行上のルール
自由な発想を妨げないため、国際グループプロジェクト担当委員(教員)は、選手との連絡はファシリテーターを介することとする。問題発生時は別途対応。
期間中は、最低2週間に一度はZoom等を用いてオンラインで議論を行う。/p>
顕彰
参加作品は全てをWebサイトに掲載のうえ、テーマごとに優秀賞を、参加者全員に参加賞を進呈する。