国際生物学オリンピックについて
国際生物学オリンピック(International Biology Olympiad: IBOと略す)は、20 歳未満で、大学に入学する前の青少年を対象としています。生物学の理論問題および実験問題への取り組みをテストします。生物学への興味、発明の才能、創造性、忍耐力が必要とされます。
各加盟国は、国内コンテストで受賞した4人の学生と2人のチームリーダーを国の代表として参加させる事が出来ます。
目的
IBOに生物学的才能のある学生を集め、彼らの才能を伸ばし、将来の科学者を育て、生物の才能の損失を防ぐことを目的としています。素晴らしい、重要な学問として、生物学に焦点を当てています。行動生物学、生態学など多くの生物学的トピックは、生物学の重要性を強調しています。特に自然保護または環境保全は、重要な課題です。
IBOは、様々な国における生物の授業、教育傾向を比較する機会を提供しています。
生物学教育を国家レベルで改善するうえで、有益な情報となります。多くの機関が、IBOに参加しています。文部省、企業、教師協会、大学、学校などです。機関間で連絡を取り合うことにより、生物分野での各組織の活動についての理解が深まります。
歴史
1985年から1989年、チェコスロバキアとポーランド間で現在のIBOの基礎となる最初の国際生物コンテストが開催されました。
自然科学および数学の国際オリンピックを実際に経験し、国際生物オリンピックの開催を決定しました。その結果、UNESCOが旧チェコスロバキアに初回の開催を要請しました。賛同した6カ国(ベルギー、ブルガリア、チェコスロバキア、旧ドイツ民主共和国、ポーランドおよび旧ソビエト連邦)が1989年(プラハとブルノ)にIBOを創設し、1990年7月にオロモウツで第一回IBAが開催され、問題もありましたが、大成功でした。IBOの継続が決定され、その後、参加国が急増しました(過去の開催国参照)。オリンピック初回開催後、プラハにコーディネートセンターが設立されました。毎年冬に、本センターで指名されたコーディネーターが会議を開き、新たな提案を出し、次期オリンピックの規定、内容、準備の改善について話し合います。
国際生物学オリンピック委員会(IBO事務局)について
IBO事務局(Office of the International Biology Olympiad)は以下の理念のもと、国際生物学オリンピックの大会運営支援のほか、国際大会の会期中におこなわれる参加国総会に基づき次回以降の開催地検討やガイドラインの整備などを担っています。
Mission & Goals
As the premier high school biology student competition worldwide, we aim to identify, inspire, empower and support the next generation of leaders in the life sciences and to develop their international network.
IBOガイドライン
Rules & Guidelines – Office of the International Biology Olympiad
IBO事務局
c/o IBO Office
Email: office@ibo-info.org
Olshausenstr. 62, 24118 Kiel
Germany