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訃報 国際生物学オリンピック(IBO)コーディネーターセンター長(プラハ) Tomáš Soukup氏

Soukup

 国際生物学オリンピック(IBO)の創設に関わり、それ以降、27年間、IBO運営の中心人物として活躍されてきたチェコ共和国のTomáš Soukup氏がご逝去されました。彼は、2016年2月25日の夜、研究所からの帰宅途中、プラハ市内の横断歩道を青信号時に横断中のところ、酒酔い運転の車にはねられ、頭部に大けがを負われました。その後、意識が戻らないまま入院治療を続けてこられましたが、さる2017年7月29日、プラハ市内の病院にてご逝去されました。まさにその日はイギリスの University of Warwick で開かれた第28回IBOの閉会式の日でした。同年、8月9日葬儀がプラハで執り行われ、IBOからは Steering Committee の Gerard Cobut 委員(ベルギー)が参列し、弔辞を述べました。
Tomáš Soukup氏は骨格筋の生理学の権威で、チェコ国立科学アカデミー 生理学研究所で長年、骨格筋の成長とファイバータイプの制御に関する研究を続けてこられました。2009年に開かれた IBO筑波大会の後も、すぐに京都で開催中の第36回国際生理学会世界大会に出席、研究発表をされるなど、IBOの運営を一手に引き受けながらも、筋肉生理学の第一線で活躍してこられました。
Tomáš Soukup氏は IBO大会や IBO Advisory Meeting においても指導的役割を果たしてこられ、その温かい包容力と人柄はまさに IBO の魂的存在でした。ここに深く哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

国際生物学オリンピック(IBO)日本委員会


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