スイス・ベルン大会 日本チーム 第二回特別教育
国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)は、第24回国際生物学オリンピック(IBO2013スイス大会)への日本代表者・次点者の皆さんに対して、JBO委員・他の協力を得たチームで特別教育を2013年4月27日(土)~ 4月29日にお茶の水女子大学・国際基督教大学で行いました。
特別教育の目的
- 講義・実験実習を通して、生物学のセンスやスキルを磨き、国際大会に相応しい実力をつける。
- 積極的な質問やデイスカッションを通して、理論的考察力を高め、自学自習を円滑に進めるための機会とする。
- 合宿形式のトレーニングを通して互いの交友を深め、連帯感を育むと同時に、国際大会での交流や課題に取り組む力を養う。
特別教育の講師
- お茶の水女子大学理学部生物学科 服田昌之 (第2回特別教育責任者)
- 清本正人、加藤美砂子、宮本康則、嶌田 智
- 国際基督教大学教養学部理学科 小林牧人
- JBO委員:齋藤淳一 東京学芸大学附属国際中等教育学校 教諭
- TA:坂本梨沙 お茶の水女子大学、本多健太郎 筑波大学、岩間亮 東京大学
プログラム概要 [実習]
- 動物系統分類 服田昌之・清本正人:磯の無脊椎動物の形態に基づく種同定
- 基本実験技術 服田昌之: 魚の解剖、植物色素の薄層クロマトグラフィー、ゲルろ過・イオン交換カラムによるタンパク質の分離、バクテリアとファージの培養
- 細胞生物学 宮本泰則 : マウス神経細胞の培養と伸展+細胞骨格の免疫染色
- 生化学 加藤美沙子 : 酵素活性の比色定量による反応速度と基質結合力の算出 酵素活性の測定
- 植物系統分類 嶌田智:陸上植物の形態分類(特にC3, C4の違い)
- 進化動物行動学 小林牧人: 淡水魚類の反射行動と繁殖行動