第33回国際生物学オリンピック日本代表決定
~ アルメニア/エレバンで開催される国際大会で、世界の仲間と生物学を深める ~
国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:道上 達男)は、第33回国際生物学オリンピック(2022年7月10日から18日までの9日間、アルメニア/エレバンで開催されるIBO2022に派遣する日本代表4名および次点者2名を決定しました。
日本代表および次点者は、全国3,080名の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会・プロジェクトチームによる特別教育を受け、7月の国際大会に臨みます。
第33回国際生物学オリンピック 日本代表(五十音順)
氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 |
---|---|---|---|
井上 泰直 | イノウエ ヤスナオ | 東京都立小石川中等教育学校(東京都) | 高2 |
川上 航平 | カワカミ コウヘイ | 久留米大学附設高等学校(福岡県) | 高3 |
嶋田 佐津 | シマダ サツ | 東京都立立川高等学校(東京都) | 高3 |
三田村 大凱 | ミタムラ タイガ | 灘高等学校(兵庫県) | 高3 |
同 次点者(五十音順)
次点者2名は日本代表4名とともに代表団として同じ特別教育に参加し、日本代表に参加できない事由が発生した際には代わって国際大会の日本代表となります。
氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 |
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本多 柊太 | ホンダ シュウタ | 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) | 高3 |
国際生物学オリンピックは、世界の中等教育学校の生徒を対象にした生物学の国際的なコンテストです。生物学への関心を高め、参加者の才能を開花させるとともに、各国の生物学教育について情報を交換したり、生物学を学ぶ若者の国際交流を促進するために毎年開催されています。1990年の第1回大会(旧チェコ・スロバキア/オルモウツで開催)から数えて第33回となる2022年の国際大会はアルメニア/エレバンで開催されます。
日本代表の抱負
井上 泰直 東京都立小石川中等教育学校(東京都)
日本代表になることができたのは望外の結果で、大変嬉しいです。代表になったからには国際大会でも結果を残せるよう努力していきます。また、海外の選手との交流も、滅多にないチャンスであるので、精一杯楽しみたいです。
川上 航平 久留米大学附設高等学校(福岡県)
日本代表に選出していただけたことに驚きを感じると共に、とても嬉しく思っています。日の丸を背負うという覚悟を胸に精一杯努力し、全力を出し切れるようにレベルアップしていけるように頑張ります。
嶋田 佐津 東京都立立川高等学校(東京都)
これまで生物学を学んできて、諸分野が相互に関与しあっていることを実感した。現在は感染症の流行や生態系の保全など、解決に生物学の視点が不可欠な問題が数多く存在する。国内外で同じく生物について学ぶ将来の研究者達との交流から、様々な視点から世界の問題の解決に寄与する方法を探りたい。
三田村 大凱 灘高等学校(兵庫県)
日本代表として国際大会に出場させていただく機会を賜りましたことを光栄に思います。イベントが縮小されがちな昨今ですが、ここでの出会いや経験を大切にして、そして大会に向けてさらなる自己修練に励み、納得のいく結果を残せるように精進してまいります。
(発表:2022年4月5日)
国際生物学オリンピック日本委員会 プレスリリース (PDF)