- 所属:
- 東京大学 理科三類 1年
- 出身:
- 灘高等学校
※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです
僕は中高と生物研究部に所属していて、先輩方がJBOに参加されていたのと、部活の中で、参加費無料ということもあり、皆で応募しようという感じでしたので、参加しました。JBOに参加したのは中学2年生からです。予選を受けたのは中2から高1までの3年間です。本選に出場したのは中3と高1です。中3の時は、受賞等は何もなくて、高1の時が金賞でした。高2の時にIBO(国際生物学オリンピック)に行きました。開催国はハンガリーでした。
めちゃくちゃ面白かったですけど、もう、成績が悪くて。微妙な泣き顔の、半分泣いているみたいな写真がありました。でも英語ができなくても、皆さんすごく話を聞いてくれるので、結構いろんな国の人と喋れて、すごく面白かったです。テストの方が短いぐらいでした。
部活で、何度か問題が出ていましたし、先輩が教えて下さる時間みたいなのもありましたので、週1で生物のことを教わるみたいな感じと、あとは5月位から、皆で集まって過去問を解いたりしていました。勉強には大体、過去問と学校から貰える数研出版と第一学習社の生物図録を使っていました。中学の時に最初に貰ったのが数研出版の生物図録で、高校で貰ったのは第一学習社のスクエア最新図説生物で、どちらも良かったです。
キャンベルはあまり本選出場までは使わなくて、どちらかというと、代表選考とかそれ以降で役に立ちました。教科書を読みこんだみたいな事は、あまりしなかったです。予選問題が、知識というよりは、思考力を求めるみたいなところが結構ありましたので、問題に書いてあることが理解できるぐらいの知識があれば、思考力でなんとかなるという所はあったと思います。
予選の問題を解いているのが楽しい感じなので、他の勉強時間をすごく削ってまでJBOの勉強をやるということではなかったです。部活動の一環とか放課後とかでやっていましたので、受験勉強との両立は、まあ、どうにかできていたと思います。
自分は推薦ではなかったので分からないですけど、多分どこの大学にもあると思うのですが、調査書とかにそういう事(受賞歴など)を書くところがありますので、そういうところに書けることがあるっていうのは、記載することがないよりは、多分すごい印象も良いと思いますので、役には立つのだと思います。
生物、化学など理系科目で絶対に影響はあると思います。生物の問題に対する、言語化の能力は、JBOを経てすごく上がったと思います。
まず、すごく生物学が好きな人同士が、集まる機会っていうのが、JBOの本選でもない限りそうそうないと思います。自分への刺激になりましたし、採集とか研究とかされている方も結構いらっしゃいましたので、そうですね、自分が生物学をやる上で、すごく励みになりました。
生物学が好きな人同士で集まれるっていう機会は、多分、中高生で、そんなにないですし、実際に本選に出てみたら、すごく色々な人と話ができて、めちゃくちゃ面白かったです。予選も、思考力とかすごく難しい部分がありますけど、ぜひ頑張ってください!
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