東北・関東大震災にあたって

このたび東北・関東大震災に遭われた方々、特にご家族、ご友人、大切な方を失われた方々に心からお見舞いを申し上げます。戦後、最悪の事態となった今回の太平洋沖の大地震とそれに伴う大津波、そして福島の原子力発電所事故、次々と起きている災害に深く心を痛めています。一瞬にして非常に多くの尊い命が奪われ,依然として大勢の方々が行方不明となっているこの大惨事は、世界中の人々の胸を痛めました。その恐ろしさは決して忘れることはないでしょう。一日も早い復興を心から願っています。このために世代、地域や職場、国を超えて皆様と共に力を合わせてこの難局を乗り越えていきたいと思っています。

次世代を担う多くの若者の尊い命を失った悲しさは筆舌にあらわしがたいところです。災害の余波も当分続きますが、そのような中にあるからこそ、私達、生かされている者はこれから不撓不屈の精神でもって前向きに学問をし、自然を知り、多くの生き物に学び、叡智を養い、日本のみならず世界の平和と人間の豊かさに貢献したいものです。

若い皆様一人一人がこの苦難多き状況を乗り越えて、明日の日本および世界を背負う人として育つため勇気と努力を惜しまず、強い気持ちを持って目標に向かって歩まれることを信じています。共にがんばって参りましょう。

国際生物学オリンピック日本委員会
委員長  浅島 誠


Dear Ryoichi and all JBO friends,

How have you been?
As I watched the news of the devastating earthquake and tsunami that hit Japan on March 11, my thoughts are with everyone I know in Japan. I hope you and your loved ones are safe from the natural disaster and far from harm of the radiation from the nuclear power plants.

However, in this moment of grief, we must praise on how the people of Japan are facing the crisis with extraordinary grace and calm. I truly believe that Japan will rebuild and rebound back stronger than ever and I wish you all the best in your country’s swift recovery.

Please accept my sincere condolences and please pass on my concern and sympathy to the victims of the disaster.
All my best wishes,

Poon Kasemsap and all your friends from IBO

親愛なる日本生物学オリンピック委員会の皆様へ、

ご様子はいかがでしょうか?
3月11日に日本を襲った破壊的な地震と津波のニュースを見た時、私は日本にいる全ての友人のことを思いました。皆さんとご親族がこの自然の大災害からご無事であり、原子力発電所から出る危険な放射能の影響もまぬがれておられると念じております。
しかし、悲しみにくれる時においても日本の皆さんがいかに高い気品と冷静さで危機に立ち向かっておられるかを私達は讃えざるを得ません。私は日本が再興し、この苦境からこれまで以上に強く立ち直ること、そして速やかな回復を心から希望しております。
被災者の皆様へ心からの哀悼の意を表します。

プーン・カセムサップ(IBO議長、タイ)と全てのIBO加盟国メンバーより


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