第36回国際生物学オリンピック日本代表決定
~ フィリピン共和国/ケソンで開催される国際大会で、世界の仲間と生物学を深める ~
国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:道上 達男)は、2025年7月20日から27日までの8日間、フィリピン共和国/ケソンで開催される第36回国際生物学オリンピックに派遣する日本代表4名および次点者2名を決定しました。
日本代表および次点者は、全国1,812名の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会・プロジェクトチームによる特別教育を受け、7月の国際大会に臨みます。
第36回国際生物学オリンピック 日本代表(五十音順)
氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 |
---|---|---|---|
大島 寛生 | オオシマ ヒロキ | 埼玉県立大宮高等学校 (埼玉県) | 高3 |
高山 歌歩 | タカヤマ カホ | 洛南高等学校 (京都府) | 高1 |
竹之内 涼介 | タケノウチ リョウスケ | 開成高等学校 (東京都) | 高3 |
丸谷 周 | マルタニ イタル | 筑波大学附属駒場高等学校 (東京都) | 高3 |
同 次点者(五十音順)
次点者2名は日本代表4名とともに代表団として同じ特別教育に参加し、日本代表に参加できない事由が発生した際には代わって国際大会の日本代表となります。
氏 名 | フリガナ | 在学校(所在地) | 学年 |
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川原 紗和 | カワラ サワ | 金沢大学附属高等学校 (石川県) | 高3 |
番匠 優希 | バンショウ ユウキ | 渋谷教育学園渋谷高等学校 (東京都) | 高3 |
国際生物学オリンピックは、世界の中等教育学校の生徒を対象にした生物学の国際的なコンテストです。生物学への関心を高め、参加者の才能を開花させるとともに、各国の生物学教育について情報を交換したり、生物学を学ぶ若者の国際交流を促進するために毎年開催されています。1990年の第1回大会(旧チェコ・スロバキア/オロモウツで開催)から数えて第36回となる2025年の国際大会はフィリピン共和国/ケソンで開催されます。
日本代表の抱負
大島 寛生 埼玉県立大宮高等学校 (埼玉県)
去年、予選を申し込んだ時には、「本選に行けたらいい」くらいの気持ちで、実際、予選抜けは余裕ではなかったですが、本選行けるとなって、勉強してきた成果がこういう結果につながり嬉しいです。世界大会でも、これまでの様に、予想以上の力を出せるよう頑張って行きたいです。
高山 歌歩 洛南高等学校 (京都府)
大好きな生物学で最高の舞台に立てることを光栄に思います。
幼少時から続けている、里山などでの自然観察から、今日の生物学オリンピックまで、私の生物学は沢山の人に支えていただきました。
支えてくださった方々に喜んでいただける結果を残したいです。
竹之内 涼介 開成高等学校 (東京都)
この度、日本代表に選ばれたこと、非常に嬉しく思っています。
国際大会に向け、これからの貴重な機会を、まず楽しみつつ、良い結果を残せるように努めたいと思います。
丸谷 周 筑波大学附属駒場高等学校 (東京都)
日本代表に選出され、大変光栄です。生物学の勉強を始めて数年ですが、生物の持つメカニズムや多様性、社会における生物学の有用性に魅力を感じています。国際大会ではベストを尽くすとともに、各国から集まる選手との交流やイベントも積極的に楽しみたいと思います。
(発表:2025年4月3日)
国際生物学オリンピック日本委員会 プレスリリース (PDF)