第21回国際生物学オリンピック(IBO2010)韓国大会
文部大臣から表彰
国際大会の結果を文部科学副大臣に報告し、表彰される(2010年7月27日)
IBO2010 韓国大会 の結果
58カ国・地域から233名の代表の参加によりIBO2010 韓国大会が開催されました。
日本代表の成績は以下のとおりでした。
- 栗原 沙織 北海道札幌西高等学校(北海道)2年 金メダル
- 坂本 莉沙 渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都)3年 銀メダル
- 三上 智之 ラ・サール高等学校(鹿児島県)2年 銀メダル
- 水口 智仁 開成高等学校(東京都)3年 銀メダル
(氏名の50音順にて掲載)
授賞式場にて
全員のメダル受賞は4年連続となりました。
韓国代表と一緒に
試験のあとは遠足
試験を終えて博物館をおとずれた日本代表
小皿のたくさん並ぶ韓国での食事
IBO2010 韓国大会の様子 2010.7.12-13
ベトナムの代表と開会式場にて
元気に実技試験をおえた日本代表4名(左)の笑顔
日本代表 韓国大会へむかう 2010.7.10
2010年7月10日、科学技術館において結団式 そして IBO2010 韓国大会にむけて出発
JBO引率者
飯野盛利(大阪市大)
仲田崇志(慶応大)
和田 洋(筑波大)
富川 光(広島大)
齋藤淳一(学芸大学附属中等学校)
奥田宏志(芝浦工大付属柏高校)
中島春紫(中央大学)
向井千夏(東京大学)
松田良一(東京大学)
浅見崇比呂(信州大)
日本代表の4名
韓国へむけ出発
韓国大会に日本代表到着 7.11
各国代表の紹介ビデオ
YouTube に各国代表が作成した紹介ビデオが掲載されている。日本チームが最初にYouTubeに登録したために、リストのトップにある。すぐれたビデオには賞が与えられる。今回大会からはじまった新しい試み。
第21回国際生物学オリンピック日本代表が決定
~日本にひきつづき韓国で開催される生物学の大会で、世界の桧舞台に挑む~
国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:毛利秀雄)は、第21回国際生物学オリンピック(2010年7月11日~18日の8日間、韓国・昌原(Changwon)市にて開催)の日本代表4名および次点者2名を決定しました。代表および次点者は、全国2,693名の応募者から三次にわたる選考試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会のプロジェクトチームによる何回かの強化トレーニングを受け、国際大会において世界各国・地域から参加する代表たちと生物学を競い、そして生物学好き同士の友情をはぐくみます。
国際生物学オリンピック日本委員会
委員長 毛利 秀雄
第21回国際生物学オリンピック 日本代表(50音順)
氏名(ふりがな) | 性別 | 在学校(所在地) | 学年 |
---|---|---|---|
栗原 沙織(くりはら さおり) | 女 | 北海道札幌西高等学校(北海道) | 1年 |
坂本 莉沙(さかもと りさ) | 女 | 渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都) | 2年 |
三上 智之(みかみ ともゆき) | 男 | ラ・サール高等学校(鹿児島県) | 1年 |
水口 智仁(みなくち ともひと) | 男 | 開成学園開成高等学校(東京都) | 2年 |
同 次点者(50音順)
日本代表で参加できない生徒がでた際には、かわって次点者が国際大会の日本代表となります。なお、次点者も強化トレーニングなどに参加します。
氏名(ふりがな) | 性別 | 在学校(所在地) | 学年 |
---|---|---|---|
久米 秀明(くめ ひであき) | 男 | 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) | 1年 |
谷中 綾子(やなか あやこ) | 女 | 桜蔭高等学校(東京都) | 2年 |
国際生物学オリンピックは、世界の高校生を対象にした生物学の国際的なコンテストです。生物学への関心を高め、参加者の才能を伸ばし、生物学的研究に対する興味を喚起するとともに、各国の生物学教育の情報交換や生物学を学ぶ若者の国際交流を目的として毎年開催されています。1990年の第1回大会(旧チェコスロバキア・オルモウツで開催)から数えて第21回となる2010年の大会は、日本にひきつづき韓国で開催されます。
国際生物学オリンピック韓国大会の情報
- 公式サイト:http://www.ibo2010.org/
- 期間:2010年7月11日−18日
- 開催地:Changwon (昌原) National University
韓国での作法 (http://ibo2010.org/からリンクされているページ)
- 挨拶や「ありがとう」をいうことは韓国の人にとってとても重要である。そのときにはお辞儀をするのが普通である。お辞儀の角度は、二人のあいだの相対的な「えらさ」に依存する。
- 韓国の人は過度ななれなれしさをあまり評価しないし、人との物理的な接触は儀礼的な握手どまりが普通である。しかし、よく知り合うようになるととても親密な作法にかわる。事実、外国人は韓国の女性たちが手に手をとって歩くのにびっくりする。友達のあいだで話し合うときに物理的な接触をするのはまったく問題がない。ただし、公衆の面前で異性がキスしたりだきあったりして愛情表現をすることは過去においては尋常ではなかった。ただし、これもいまでは下品なふるまいくらいにしか受け取られていない。
- たくさんの清潔な公衆便所が韓国中にある。同時に、オフィスビル、ホテル、商店、食堂のトイレを借りることもできる。
- 韓国の人は、床の上で座り、食べ、寝るので、韓国の家に入るときは靴を脱ぐ。
- 若い韓国の人の間では割り勘になってきているが、「おごり-おごられ」の方がいまだ一般的である。
- 伝統としては食事中におしゃべりをするのは不躾であったが、現在の韓国では食事中にしゃべったり笑うことが奨励されている。食事やサービスに対する真の感謝はよろこんで受け取られる。テーブルにむかって鼻をかんだりすることは不作法である。
このほかにも飯椀や箸やスプーンの使い方からはじまり、トイレの使い方など、日本とは異なるいくつかの重要なお作法がある。
韓国食(http://ibo2010.org/ のFoodの項抜粋)
韓国食は世界でよくうけいれられている。キムチは国民食とみなされ、そのすばらしい健康への貢献が賞賛されている。外国人には見た目と味で最初は変わった食物とみられるものの、すぐに多様な韓国食のすばらしさを愛することとなる。韓国食は万人に向いており、肉の好きな人にはカルビやプルゴギ、ベジタリアンにはビビンパや麺類がある。食事をしめくくるには、伝統的なコメの餅と茶を楽しむ。