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第20回国際生物学オリンピック2009つくば開催記念
ハイスクールフォーラムin函館

  • 期日:平成20年5月18日(日)
  • 会場:函館白百合学園中・高等学校 中学校ホール
    函館市山の手2-6-3
  • 参加費:無料
  • 対象者:中学生,高校生,中・高校教員,そのほか関心のある方

プログラム

13:00~開会挨拶

13:10~14:10 講演「ウロコから眼?」
都木靖彰先生(北海道大学大学院水産科学研究科教授)

14:10~14:30 質問コーナー

14:30~15:15
・国際生物学オリンピックとは?
・第20回国際生物学オリンピック2009つくばにようこそ
・生物チャレンジ08に参加しよう

以上については国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)からの説明 鳩貝太郎
その後質疑応答

15:30閉会

ハイスクールフォーラム in 函館の開催主旨

2009年7月に国際生物学オリンピックの第20回世界大会が日本(つくば市)で開催されることになりました。国際生物学オリンピックは既に18年の歴史がありますが,この大会は単なる生物学のコンテストではなく,世界中から集まる中学・高校生が生物の尽きせぬ魅力を語り合い,生物学のセンスと知識を競い合い,そして新たな自己発見に出会い,若い人たちの世界ネットワークつくりを語り合うなど,未来に夢を馳せる大きな目的のもとに行なわれています。 生物学の面白さとは,どこから来るのでしょうか。私達を惹き付ける生物学の魅力の根源はどこにあるのでしょうか。また,生物学研究者は今何を求め,知ろうとしているのでしょうか。今回は,地元の北海道大学大学院水産科学研究院教授の都木靖彰(たかぎやすあき)先生に「ウロコから眼?」と題しての講演をお願いしました。魚の鱗が作られる仕組みという基礎生物学的な研究から,人の目の角膜の再生という応用研究を視野に入れた研究の最先端の話までをしていただきます。私達は本フォーラムによって,生物学オリンピックへの挑戦を目指す皆さんが日々発展する生物学の面白さを発見し,生物学への挑戦意欲をますます高めて下さるよう期待しております。フォーラムでは,講演者と会場の皆さんとの対話を重視しています。参加者の皆さんのご質問,コメントを歓迎します。

講演趣旨

魚は私たち哺乳類よりも下等だと考えられていますが,私たちが失ってしまったさまざまな生理機構を持っている生物でもあります。失われた組織を再生する能力もそのひとつ。なんと脳や心臓まで再生する力を持っているのです。その強い再生力を生み出すメカニズムを解明し,それを再生医療をはじめとする様々な分野に応用するための研究が進められています。私たちのグループでは魚のウロコが再生する仕組みを明らかにして,それを眼の角膜を再建するための材料を造ることに利用しようと考えています。料理をするにはじゃまなウロコですが,意外なところで役に立つ,その構造や機能などこれまであまり知られていない秘密についてお話しします。

都木靖彰(たかぎ やすあき)先生のプロフィール

群馬県出身,北海道大学大学院水産科学研究科博士課程修了,水産学博士の学位を取得(1990年)。東京大学海洋研究所助手を経て,現在北海道大学大学院水産科学研究院教授。海のない群馬県から,海にあこがれて北海道大学水産学部に進学したものの,船に弱く(船酔いがひどい)研究船を使ったフィールド研究はあきらめる。専門は魚類の硬組織(骨やウロコなど,カルシウムが沈着して硬くなる組織)の形成と代謝の生理学。

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