日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」
募集要項
日本生物学オリンピック「生物チャレンジ」は、高校生・中学生の皆さんを主な対象として生物学の面白さや楽しさを体験してもらうことを目的とする全国規模のコンテストです。また、国際生物学オリンピック日本代表選考を兼ねています。あなたもチャレンジしてみませんか!
- 主催:国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)
- 共催:筑波大学 茨城県 茨城県教育委員会 つくば市 つくば市教育委員会 つくば科学万博記念財団 全国高等学校文化連盟自然科学専門部 科学技術振興機構 日本科学技術振興財団
- 協賛:東レ JT 中外製薬 アサヒビール Z会
- 協力:はるやま商事
- 後援:文部科学省 生物科学学会連合
- ホームページ:http://www.jbo-info.jp/
- 携帯用ウェブページ:http://www.jbo-info.jp/mobile/
生物チャレンジ2010ポスター
1 日本生物学オリンピック「生物チャレンジ」とは
日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」は20歳未満で大学に入学する前の皆さんを対象とした全国規模の生物学に関す
るコンテストです。また、国際生物学オリンピック(※1)台湾大会に派遣する日本代表選考を兼ねています。日本生物学オリンピック
「生物チャレンジ」には、「第一次試験」、「第二次試験」、及び「代表選抜試験」があります。
はじめの「第一次試験」では、理論問題による試験を行います。成績上位5%の方には優秀賞が授与されます。「第一次試験」は、全国80ほどの会場で一斉に実施します。
「第二次試験」は、「第一次試験」の結果により選抜された約80名(ただし、国際生物学オリンピックに派遣する日本代表の選
考も兼ねるので内30名以上は高校2年生以下とします。)が夏休みに一堂に集まる3泊4日の合宿形式で実施します。ここでは国際
生物学オリンピックを模して作成された実験問題を中心とした試験の他に生物学研究者との語らいを深める機会、研究施設での体験、
参加者同士の交流など多彩なプログラムが盛り込まれています。成績優秀者には、金メダル(10名)、銀メダル(10名)、銅メダル
(20名)が授与されます。また、高校2年生以下の成績優秀者約15名は日本代表候補者として次の「代表選抜試験」に参加できます。
「代表選抜試験」では、国際生物学オリンピックレベルの理論問題や生物学の基本的な考え方をためす記述試験にチャレンジします。「代表選抜試験」で優秀な実力を示し、かつ国際生物学オリ
ンピックの参加資格を満たす4名を2011年3月に日本代表として選抜します。日本代表に選ばれた生徒たちは、大学などの先生による講義、実験などの特別訓練、通信添削による指導などでスキルアッ
プを図り、2011年7月に台湾で開催される第22回国際生物学オリンピックに派遣されます。
※1 「国際生物学オリンピック」(International Biology Olympiad :IBO)
IBOは、国際コンテストへの挑戦の機会を生物学の才能を有する生徒にあたえ、彼らの才能を伸ばし、将来の科学者
を育てることを目的としています。
1990年7月に旧チェコスロバキアのオルモウツで第1回が開催されてから毎年開催されています。2009年7月に茨城県つくば市で開催された第20回国際生物学オリンピックには56ヵ国から221名が参加しました。この大会で日本は代表全員がメダルを得たばかりでなく、初の金メダルを獲得するなど、過去最高の結果をおさめました。2010年7月には韓国で第21回国際生物学オリンピックが開催されます。
2 日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」第一次試験
日程
2010年7月18日(日) 13:30~15:00(90分)
会場
全国約80の大学及び高等学校
結果のお知らせ
第二次試験に進むことのできる約80名(ただし、国際生物学オリンピックに派遣する日本代表の選考も兼ねるので内30名以上は高校2年生以下とします。)の方には、2010年8月初旬までに受験者本人にその結果を郵送します。そのほかの受験者にも、成績の結果を8月中に郵送します。
参加資格
20歳未満で大学など高等教育機関に入学する前の皆さんです。具体的には以下の方々が対象になります。
- 高等学校、高等専門学校(3年生以下)、中等教育学校、中学校等の在籍者。
- 高等学校卒業程度認定試験受験資格のある方、予備校生など。
※受験時には本人確認のできる証明証(生徒証、運転免許証等)が必要です。
国籍は問いません。ただし、日本生物学オリンピック「生物チャレンジ」の出題と解答などはすべて日本語に限定します。
参加申し込み受付期間
2010年4月1日(木)~5月31日(月)
第一次試験受験会場の選択
第一次試験は、原則として居住都道府県内の会場で受験してください。居住地域に適当な会場が無い場合は、隣接する都府県の会場での受験も可能です。「参加申込書」またはホームページ申込フォームの該当欄にこの条件を満たす希望の会場番号と会場名を記入してください。
特例会場について
1校から30名以上(近隣の学校の生徒を含めても可)が参加を希望する場合,その学校を試験会場とすることができる特例会場の制度があります。
特例会場の申込みには学校や先生の承諾が必要です。特例会場を希望する場合は、参加者個人が参加申込書の該当欄に必要事項を記入したものを、申請責任者が取りまとめて送っていただくことになります。友達や仲間を誘い、先生とご相談のうえ、この方法を利用してください。
なお、特例会場は、下記の条件を満たしている必要があります。
- 当該学校を会場とする受験申込者数が30名以上であること。ただし,近隣の学校の生徒などを含めることも認めます。
- 受験者の数に適合する試験会場(教室など)を当該学校内に確保できること。(1教室などの定員は70名程度までとし、超える場合は複数の教室を確保すること)
- 申請責任者は当該学校の教員が担当し、試験会場の準備及び試験の実施を、JBOの指示に従って行っていただきます。(会場使用料及び監督謝金は規定に基づき支払うことが可能です。)
- 監督者の人数は1教室に対して2名を原則としますが、うち1名をJBOより派遣します。
参加申込方法
この募集要項またはホームページにある日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010参加申込書」に必要事項を記入して郵送する方法と申込専用のホームページから申し込む2つの方法があります。
郵送の場合、参加申込書1枚に1人分を記入してください。用紙が足りないときは必要な部数をコピーするか、ホームページからダウンロードしてください。ホームページから申し込む場合には、指示にしたがって必要事項を直接入力してください。
参加申込をされた方には、6月下旬に「第一次試験受験票」を自宅宛てに送ります。受験票は再発行できませんので、紛失しないようにしてください。
なお参加申込受付期間は、2010年4月1日(木)から5月31日(月)です。
参加申込先
郵送の場合
5月31日(月)締め切り (当日消印有効)
参加申込書に必要事項を記入のうえ、下記宛に郵送してください。
〒192-0071 東京都八王子市八日町6-5
(株)教育ソフトウェア内 生物チャレンジ係
ホームページの場合
5月31日(月)24:00 締め切り
下記ホームページから必要事項を入力して申し込んでください。
web申し込み:http://www.is-cont2010.com/
※参加申込書をダウンロードして、郵送で申し込むこともできます。
参加申込についてのお問合せ
下記のメールまたは電話にて、お問合せを受け付けています。
(株)教育ソフトウェア内 生物チャレンジ係
e-mail:info@is-cont2010.com
電話:042-655-3328
電話受付時間:平日(月曜日~金曜日)12:00~13:00 17:00~19:00
3 日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」 第二次試験
日程
2010年8月19日(木)~8月22日(日) 3泊4日
会場
筑波大学(茨城県つくば市天王台1-1-1)
(http://www.tsukuba.ac.jp/)
参加資格
第一次試験で選ばれた約80名及び日本生物学オリンピック「生物チャレンジ」 の参加資格を有し、かつ同年に開催される国際生物学オリンピックに日本代表として参加したために第一次試験を受験できなかった方。
結果のお知らせ
第二次試験第4日の表彰式で発表されます。また、代表選抜試験に進む日本代表候補者約15名の発表も併せておこないます。
スケジュール(予定)
- 第1日 8月19日(木)9:30~ 開会式
実験試験1、2(各2時間) - 第2日 8月20日(金)実験試験3,4(各2時間) サイエンスカフェ
- 第3日 8月21日(土)サイエンスツアー 最先端研究体験1、交流会
- 第4日 8月22日(日)最先端研究体験2、表彰式・閉会式
13:30 解散
(宿泊 二宮ハウス http://www.jsthouse.com/ninomiya/index.htm)
※プログラムは変更になることがあります。
4 日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」代表選抜試験
日程
2011年3月20日(日) 9:00~15:30
会場
科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)
(http://www.jsf.or.jp/)
参加資格
日本代表候補者 約15名
結果のお知らせ
2011年3月下旬に郵送通知します。第22回国際生物学オリンピック(台湾大会)の日本代表に選ばれた方には、その通知も併せて行ないます。
5 参加費
日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」の参加費は無料です。ただし、第一次試験では、試験会場までの往復交通費などは参加者の負担となります。
第二次試験では、自宅から試験会場までの往復交通費は自己負担となりますが、試験期間中の経費(宿泊費、食費など)は主催者が負担します。ただし、遠隔地から参加するときに他からの援助を受けられない場合には、交通費の一部を主催者により補助することがあります。
代表選抜試験では、自宅から試験会場までの間の往復交通費と試験期間中の経費(宿泊費、食費など)を主催者が負担します。
6 出題される問題
第一次試験では、マークシート方式による日本語での理論問題が課されます。理解力、応用力、考察力、科学的処理能力を必要とする問題を中心に、中学生にも解答可能な比較的やさしい問題からかなり高度な問題まで、さまざまな難易度の問題が出題されます。出題分野は国際生物学オリンピックでの分野規定にしたがい、細胞生物学(20%)、植物解剖学と生理学(15%)、生態学(10%)、動物解剖学と生理学(25%)、行動学(5%)、遺伝学及び進化学(20%)、生物系統学(5%)です。カッコ内はおよその配点割合を示します。第二次試験では、国際生物学オリンピックの実験問題を模して作成される実験問題を中心とした試験問題が課せられます。代表選抜試験では、国際生物学オリンピックのレベルと同等の問題が課せられます。過去に出題された問題及び参考となる図書などについては、JBOのホームページを参照してください。
7 表彰
第一次試験では、成績上位約5%の方に優秀賞を授与します。
第二次試験では、第一次試験、第二次試験の総合成績から最上位10名に金メダル、続く10名に銀メダル、続く20名に銅メダルを授与します。
なお、いくつかの大学では日本生物学オリンピック「生物チャレンジ」での成績が入学試験で考慮されることがあります。詳しくは各大学にお問い合わせください。
8 第22回国際生物オリンピック日本代表の選考
日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」の成績優秀者の中から、2011年7月10~17日(予定)に台湾/台北市で開催される第22回国際生物学オリンピックの日本代表4名を選考します。ただし、国際生物学オリンピックの規定により、オリンピック開催年の7月1日現在20歳未満、かつ大学等の高等教育機関に在学していないことが条件となります。したがって、2010年夏に高等学校3年あるいは相当する学年以上に在学する方は、2011年には大学や高等教育課程に進学している可能性が高いので、2011年の国際生物学オリンピック日本代表になることはできません。また、国際生物学オリンピックに参加できるのはIBOの規定により通算2回までとなっています。
個人情報の取り扱いについて
「生物チャレンジ2010」は、国際生物学オリンピック日本委員会(以下、「JBO」という。) が主催し、独立行政法人科学技術振興機構(以下、「JST」という。)が共催・申込受付事務等を実施しています。ご提供いただく個人情報は、JSTの定める「国際科学技術コンテスト事業の個人情報保護方針」に基づき、次のように取り扱います。参加申込される方及びその保護者は、以下の内容について同意した上で申し込んでください。
1. 個人情報の収集目的について
- 生物チャレンジにおいては、参加申込に際して提供された参加申込者本人およびその保護者に関する個人情報並びに生物チャレンジ各段階において記録・撮影される写真等がJSTおよびJBOに登録されることになり、この個人情報については、JSTおよびJBOが本事業の円滑な運営を遂行するために使用するとともに、この事業に関連する各種広報のために利用させていただきます。
2. 個人情報の第三者への提供・預託について
- ご提供いただいた個人情報は、本事業の実施運営のため、主催者であるJBOおよび共催・実施機関である(財)日本科学技術振興財団に提供され、管理されます。提供するにあたっては、JSTは個人情報の適切な取り扱いに関する契約を締結し適切な管理・監督を実施いたします。
- ご提供いただいた個人情報の一部を、参加申込者の受験される第一次試験の会場に対して、第一次試験当日(2010年7月18日)の出欠確認のために必要な範囲内で一時的に提供し、使用後返却回収します。
3. 個人情報の業務委託について
- JSTは「生物チャレンジ2010」の申込受付業務および受験業務の一部を株式会社教育ソフトウェアに業務委託しております。
4. 個人情報のご提供の任意性について
個人情報のご提供は任意ではありますが、必要な情報がご提供いただけない場合は、上記利用目的の遂行に支障が生じる可能性がありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
5. 個人情報の管理者について
ご提供いただいた個人情報は以下の者が適正に管理いたします。
独立行政法人科学技術振興機構 個人情報総括保護管理者 藤原 正博
独立行政法人科学技術振興機構 部室個人情報保護管理者 岩渕 晴行
6. 個人情報に関するお問い合わせについて
ご提供いただいた個人情報に関して、開示、及び開示の結果、当該情報が誤っている場合に訂正または削除のお申し出をいただいた場合には、速やかに対応させていただきますので、下記までFAX、E-mailなどでご連絡下さい。
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
独立行政法人 科学技術振興機構 科学コミュニケーション推進本部
理数学習支援部 才能育成担当
FAX 03-5214-7635 E-mail is-cont@jst.go.jp
生物チャレンジ2010 参加申し込み者の皆様へ
生物チャレンジ2010に参加お申し込みありがとうございました。
皆様あてに、受験票を郵送いたしました。届いた方は、記載内容を確認しておいてください。もしも、記載内容に間違いや疑問があったり、参加申し込みをしたのに受験票が届いていない場合は、下記あてにご連絡ください。
(株)教育ソフトウェア内 生物チャレンジ係
e-mail:info@is-cont2010.com
電話:042-649-9603
電話受付時間:平日(月曜日~金曜日)12:00~13:00 17:00~19:00