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JBO本選出場者インタビュー:阿坂玲さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

阿坂玲さん
所属:
滋賀医科大学 医学部医学科 5年
出身:
四天王寺高等学校
出場:
JBO2015 広島

Q:今は何をしていますか?

滋賀県の滋賀医科大学の医学部医学科5年生です。

Q:JBOをどうやって知りましたか?

生物部に入っていたのですが、部の先輩が個人で受けていて初めてJBOの存在を知りました。部の仲間と私達も受けてみようという話になり、高校1年生から毎年挑戦し、高校2年の時に2015年のJBO本選、広島大会に出場しました。
JBOへの挑戦にあたって学校の先生から後押しがあったわけではありませんでしたが、私たちが受けたいと伝えてからは色々と協力していただきました。

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

当初は先輩が一人で受けていたのみで、それ以外は情報が何もない状態でした。
ある時、関西地区の生物部で交流会をする話をいただき、私達も参加させてもらいました。そこにはJBO本選出場者やIBO経験者も出る学校からも参加があり、やり方を聞くと、JBO経験者をコーチ役にして下級生に勉強を教えているという話でした。私達の学校にはコーチ役がいなかったので、それは顧問の先生にお願いして、例えば東京理科大学の生物の入試問題とか、教材を用意してもらい、事前に解いてきて解説してもらうということを月1、2回ずつ行っていました。そうした教材は、考察を相当しっかりしないといけない問題が多く、すごく難しい印象がありました。
キャンベル生物学については、本選に出場して初めて存在を知ったぐらいなので、JBO対策は学校の勉強が中心でした。資料集など、学校でもらったものを授業と並行して読み込みましたが、JBOに向けた勉強というよりは、自分の興味で資料を読んでいたらJBOにも活きたという感じでした。
JBOの過去問を使った勉強は、試験の直前に1、2年分を解いた程度だったと思います。

Q:周りにもJBO受験者はいましたか?

生物部有志で生物好きだった子や、3つ下の中1から勉強会に参加していた子だったり、私が兼部していた他の部の友人で、勉強会に誘ったらすごく喜んで一緒に受験してくれたりと、10人ほどの受験者がいました。

Q:大学受験に役立ちましたか?

元々は薬学部志望でしたが、JBOへの参加は医学部への進学を意識する一つのきっかけになりました。AOについても、できるならやってみようという感じで応募しました。JBOへの参加は、それまで全く考えていなかった進路に足を踏み入れようとした転機でした。

Q:大学進学(筆記試験)に役立ちましたか?

すごく役に立ちました。私は元々あまり勉強が得意ではなく、大学に行くビジョンもさほど持っていた訳ではありませんでした。当時、たまたま生物に興味を持っていたことで主に生物の勉強をしていましたが、大学受験に関していえばオーバーワークのようなレベルの勉強をさせてもらっていたので、他の科目の勉強に時間割くことができ、それはすごく大きかったと思います。1科目は完成している安心感というか、考察問題を解く時も他の人たちに比べて勉強量が違うと思うので、すごく役に立ったと感じます。
国語に対しても苦手意識がなくなって、こういう話が書きたいんだということが分かるようになり、得意とまでは言えないまでも、苦にはならなくなりました。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

まず視点が広かったというのが先ずあります。私の高校は進学校と言われている方で、生物に関して私はけっこう頑張っていて、自分賢いって思っていましたが(笑)、JBOを高1の時に受けて惨敗したり、高校2年生でいざJBOの本選出場したら「家で爬虫類を飼ってますよ」っていう子や「虫をずっと飼ってます」という子など、あらゆる生物好きが集まっていて「あぁ私よりだいぶ凄い人たちがいっぱいいるんだ」ということを感じたり、中学生で本選に出場してみんなを圧倒していく子がいたりして、「私が見ていた世界は小さすぎたな」と感じました。
JBO本選中は、本当に楽しかった思い出がすごく強くて、配られたDNAトランプを使ってみんなで徹夜して、永遠にババ抜きをしたり…笑
他にも、多くの人と繋がりを持てたということもあります。それこそ本選の時には喋ることができなかった人たちとも、今はSNSが発展していてLINEしかりTwitterしかりFacebookしかりで色々と繋がっているので、「この人はずっとこんなことしてるよ」とか「私はこんなことしてるよ」とかいう情報を発信していて、しんどくなった時とかに、別の人の頑張る様子を見て「私も頑張ろう」という気持ちになれたり、あって凄く良かったコミュニティだなというふうに私は感じてます。

Q:現役挑戦者へのエール!

JBOはマクロ、ミクロ問わずにすごく多くの生物好きと関わることのできる場所だと思います。JBO本選に出場して悪かったことは一切なくて、本選に出場するための予選の勉強も後で絶対に生きる経験で、損だと思ったことは本当に無かったので、是非とも勉強して出場して、いろんな人たちと関わりを持ってもあり、さらに生物への愛を強めてほしいです。

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JBO本選出場者インタビュー:石田晴輝さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

石田晴輝さん
所属:
東京大学大学院 薬学系研究科 修士2年
出身:
灘高等学校
出場:
JBO2013 広島JBO2014 つくばIBO2015 デンマーク

Q:今は何をしていますか?

東京大学大学院の薬学系研究科で大学院生として研究をして過ごしています。来年度から博士課程に進学予定で、将来は研究者を目指して頑張っています。

Q:JBOをどうやって知りましたか?

灘中学校に入った時に生物研究部という、中1から高3までが一緒に活動する部活に入っていて、その時に先輩が教えてくれたのがきっかけです。
JBOを受ける人がいて、部としても「他にも挑戦者はいませんか?」という感じの雰囲気があったので、中学3年生の時に初めて挑戦しました。そのときは残念ながら予選で落ちてしまい、その後も高1、高2とJBOに挑戦しました。
高1の時は日本代表候補にまではなりましたが、日本代表には落選しました。翌年の高2のときに日本代表となり、高校3年生の夏にIBOに参加することができました。

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

学校の生物の先生にもJBOを受けるということは相談しまして、当時は中学生だったため、高校生向けの生物の教科書をもらいました。個人的にすごく役立ったと感じるのは図説です。教科書だと文章でしか書かれていない部分が多いのですが、図説や図録といったものはイラストが多く載っていたり、教科書には書いていないような細かな情報も載っているものもあるため、細かい知識をカバーしたりイメージで生物学を捉えたりするのに非常に役立ちました。
僕は出版社の図説を色々比較してまして、個人的に気に入ってるのは第一学習者のスクエア最新図説生物NEOです。
代表候補になったときにキャンベル生物学はJBO委員会から貰えたため、高2で受けた時はキャンベルも読んでいましたが、あくまで教科書、図説、JBOの過去問を勉強するという感じでした。
僕が受けたのが2013年頃だったので、まだ過去問の数がそこまで蓄積されておらず、解いても答えを覚えてしまうので、過去問を使った勉強は本番直前に一周解く程度にとどめ、基本的な勉強は過去問以外のものを使っていました。

Q:周りにもJBO受験者はいましたか?

生物研究部の中で生物学オリンピックにかなり力を入れている人たちがいました。その人たちと部内勉強会を開催しており、それが励みになりました。
勉強会の内容は、試験の1、2週間前ごろに先輩がピックアップした過去問を解いてきて、その過程を解説するといったものでした。実際に受験者の立場に立つと、この問題は後に回すべきだ。とか、こういう風に考えて答えを絞っていくのが良い。といった、答えを出すためのプロセスのような情報は、公式の解説には無く掴みづらいことが多いので、受験者目線での問題解説はその勉強会の中で得られた大きなものだったと思います。

Q:受験勉強との両立はどうしましたか?

高校3年生の時はIBOに出場したのもあって、本番に向けてキャンベル生物学をひたすら読んでいました。失礼ながら僕は受験勉強そこまで本腰を入れてやっていなかったこともあり、生物とか化学とか、好きな科目ばかり勉強していました。そういう意味では生物学オリンピックと両立できていたのかもしれません。笑
特に国際生物学オリンピックの直前期は生物の勉強ばかりで、受験勉強は放ったらかしにしていました。

Q:大学受験に役立ちましたか?

受験の入試の問題は高校生レベルの知識を基準に作られているため、知識的な面で生物学オリンピックの勉強が直接役に立ったという印象はありません。しかしながら、生物の入試問題に特徴的な実験考察の問題(実験と結果が出てきて、そこから考えられることを問われる問題)については、実験を自分の手でやった経験があるからこそ、仮説を立てて結果を考察するプロセスに臨場感を持って取り組むことができるようになるため、この点については生物学オリンピックに参加した大きなメリットだと思います。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

JBOを通じて得られた人との繋がりが一番大きいと思います。
例えば生物学の研究の世界にどういった景色が広がっているのか、大学進学後に自分で勉強した領域の中から見つけるのには限界があると思います。
しかしながら、既に大学にJBOで繋がった同級生や先輩後輩が沢山いることで、その人たちを通じて色んな分野の研究をしている人の話を聞くことができるので、自分の研究に対する見え方や研究の世界の捉え方が大きく広がりました。こういったことはJBOを通じて得られた人との繋がりによるものが一番大きいと思っています。

Q:現役挑戦者へのエール!

なかなか想像が難しいと思いますが、JBO参加者には皆さんが思ってる以上に生き物のことが好きなオタクがたくさんいます。我こそは生物学、生き物好きだという人は特に、全国から生き物好き、生物学好きが集まるJBOでたくさん友達を作ってもらいたいです。
JBOに参加したり、参加に向けて生物学を勉強することで人生が変わると思うので、ぜひ皆さん頑張って挑戦してみてください。

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JBO本選出場者インタビュー:竹本亮太さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

竹本亮太さん
所属:
東京大学大学院 薬学系研究科 修士2年
出身:
広島学院中学校・高等学校
出場:
JBO2014 つくばIBO2015 デンマーク

Q:今は何をしていますか?

東京大学大学院薬学系研究科の修士2年で、研究室ではアルツハイマー病とミクログリアの関係について研究をしています。

Q:JBOをどうやって知りましたか?

高校の廊下に貼ってあるチラシに生物学オリンピックや他の科学系のオリンピックとまとめて掲載してあったのと、1つ上、2つ上の先輩方がJBOに出場して学内表彰があったのでこういう大会があるんだなと知りました。高校1年生の頃に先輩の出場を知って、実際に予選を受けたのは高2の夏です。

Q:JBO本選の成績はどうでしたか?

予選と本選とで合わせて金賞ではあったんですが、順位までは覚えていません。その年、高2の3月に代表選抜があり、その次の年に運良く代表になることができたので、翌年度にあたる2015年の夏にIBOデンマーク大会に出場しました。

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

受ける時点で高2の春、夏ぐらいだったので、それまでにその生物基礎の内容は学校の授業でやっていて、予選用の勉強としてはまず過去問を自分の持っている知識で解いて、何を言っているのかが分からない部分だけキャンベル生物学っていう大きい教科書を参照して確認して、「あぁこういうのがあるんだ」ということを繰り返していくような形で予選に向けた勉強はやりました。
予選を受けようと思ったのが高1の春ごろなので、高1の3月〜高2の7月頃にかけてのことだったと思います。
予選の勉強については、僕が思う生物学オリンピックの問題の特徴として、受験や学校で扱う内容と比べて知識よりも思考力を重要視する問題が多いと思うので、僕も当時は高校の生物自体、生物基礎程度しか習ってない状態ではありましたが、それでも問題文を読んでしっかり考えれば知識にそこまで自信がない状態でも答えまで辿り着けるようになっていたと思うので、知識量に関してはあんまり自信がなくても、思考力だけで勝負してやるっていう人にも良いのではないかと思います。
思考力の鍛え方については、例えば今回でいうキャンベル生物学のような教科書などを読むときに、ただ字面を追うだけじゃなくて、その文章を書いている人がどういったことを伝えようとしてこの具体例を出しているんだろう?とか、その書き手の意図を考えながら文章を読んだりとか、そこからまた発展して、想像力を膨らませて書いてある内容だけではなくてその裏にあるもの、その先にあるものを自分で考えながら読んでいく癖があると良いのかなと、いま振り返ってみるとそう感じます。

Q:分からない問題はどうしていましたか?

有名どころだと生物学オリンピックの指導が伝統的にあるそうですが、僕の学校はそうでもなく生物の先生も基本的に高校の内容まで。という感じだったので、分からない箇所はJBO委員会が出している解説と教科書で頑張って読んで解消していました。その他には、JBO参加経験者の先輩がいたので、個人的に聞きに行っていたと思います。

Q:周りにもJBO受験者はいましたか?

同級生にはいませんでしたが、1つ上と、さらに1つ上の2人後輩に1人、JBO本選まで行った人がいました。ただし僕の周りの学年だけコンスタントに受験してたような感じで、最近の話を聞く限りはそこまでJBOの受験が活発という話は聞かないので、ちょっと寂しく思います。化学や物理など、自分の好きな科目で出る人はいましたが、たまたま生物は少なかったのだと思います。

Q:受験勉強との両立はどうしましたか?

僕の高校は物理の方が受験で点を取りやすいという風潮があったので、割合としては7割ぐらいは物理選択者だったような気がします。僕自身も生物選択ではなく、生物学の知識を勉強したとしても受験には生かされないので、完全に趣味っていう形でJBOの勉強をやっていました。
両立という意味では、受験勉強自体は息苦しいもので、範囲も決められていて「これができるようにならないといけない」「決められた通りやる」といったことが大事にされているような感じがする一方で、生物学オリンピックの問題はそういった堅苦しさとかよりも自由な発想や自由に考える能力みたいなものを問われていて、そういったものに触れる時間自体は受験勉強とは質の違うものだったので、ある意味息抜きのような形になっていたのかなと思います。なので両立する上ではそこまで凄く大変という感覚はなかったと思います。

Q:大学進学(推薦入試、AOなど)に役立ちましたか?

ちょうど僕の年に東大の推薦入試が導入されましたが、初年度だったこともあって制度が分からなかったことと、東大の進学振り分けの制度に魅力を感じていたので、推薦は受けない選択をしました。
世の中の流れとして、課外活動のようなものが推薦入試などで重要視されいて、僕の身近でも大学2年生の推薦入試で入った学部生の人たちが研究室見学をしに来たり、実験をやったりということが実際にあったので、そういった面でやる気のある学生として大学内でも扱われているように感じているので、生物学オリンピックに出て推薦で入るということは、先生方から見ても凄く好ましいというか、やる気のある印象を持たれるのだと思います。

Q:大学受験(筆記試験)に役立ちましたか?

受験科目としては直接関係することはありませんでしたが、JBOは思考力が問われる問題が多く出題されていたので、文章の読解能力や論理の組み立て方、文章の書き方といった能力といったは生物学オリンピックを通じて鍛えられた部分もあると思っています。そういった基礎的な能力は国語でも英語でも数学でも何にでも生かされるものなのかなと思うので、その点に関してはJBOへの挑戦して良かったと思っています。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

一番は自分の視野というか見識が広がったことだと思っています。普通に高校生として生活をしていると、自分の高校の中の生徒としか会わないわけですが、JBOの本選に行って東京とか関西といった都会や非常に名前の知れた学校、他にも全国津々浦々から生物が好きという理由で集まってきた優秀かつユニークな人たちと出会って交流することができます。そうした経験を通じて、こんな人もいるんだ。こういうモチベーションを持って頑張ってる人もいるんだ。といった色んな考え方を知ることができて自分のモチベーションに繋がった部分があります。
また国際大会にも出場させていただいたんですが、日本の学生と違って海外の、特にアジア、シンガポールや韓国、中国。欧米などから凄く優秀な学生が、すごくやる気に満ち溢れている様子で、そうした色んなことに積極的な学生とも出会えることができ、そうした経験を通じて「自分ももっとやれるな」とか、いろんな刺激を受けることができました。
さらに、大会を通じて出会った人達とは大学に入ってからも様々な形で話をしたり、交流したりする機会があり、そういう人脈に恵まれたという面でも、JBOに挑戦して良かったと思っています。

Q:JBO本選の思い出を教えてください

宿が一緒だった子の個性というか、勢いが凄くて、初対面なのに毎朝乃木坂の曲で起こされて「なんだコイツは?」と思いましたが、いまでも彼とは同じ東大の医学部の所にいる友達で、最初はすごく変なやつだと思った人とも結構仲良くなれたことが印象的でした。
本選の3泊4日は試験ばかりではなく、選手同士の交流(放っておいても勝手に交流してはいますが)時間がたくさんあったので、みんなでトランプをしたりUNOをしたり人狼をやったり、修学旅行の夜のように遊んだり、普段できないような生物の話を夜中に皆で楽しんだりだとか、シンプルに楽しいイベントだった思い出があります。参加者同士のライバル意識も全然なく、皆普通に「楽しもう」という姿勢で参加していたように思います。

Q:現役挑戦者へのエール!

最初は軽い気持ちで受験をした生物学オリンピックでしたが、いま振り返っても確実に自分の人生を変える経験だったと思います。JBOの勉強を通じて知識や思考力が鍛えられることに加えて、本選で高校生の時点で生物が好きという共通点を持った全国の優秀な友人が得られるというのは本当に貴重な経験だったと思います。ですので皆さんも本選出場を目指して、楽しみながら頑張ってください。

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JBO本選出場者インタビュー:前田智大さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

前田智大さん
所属:
株式会社Mined 代表取締役
出身:
灘高等学校、Massachusetts Institute of Technology Electrical Engineering
出場:
JBO2010 つくばJBO2011 広島IBO2012 シンガポール

Q:今は何をしていますか?

今は起業家で、スコラボという子供向けのオンラインのライブ授業のマーケットプレイスを作っています。今のいわゆるプラットフォーム授業が始まったのは2020年の8月なので、大体半年前からになります。
教育自体には昔から関心はありましたが、24歳ごろまでは研究者になろうと思っていましたが、修士の一年が終わった頃に、もう少し実社会と結びついた領域でインパクトを多くすることをしたいということで、起業家になろうと決めました。
もちろん研究が実社会に結びついてない訳ではありませんが、社会実装へのサイクルに時間がかかるので、自分の性格からすると起業家の方が向いてるなと思い、起業家へと考え方が変わりました。

Q:JBOをどうやって知りましたか?

中学3年の頃、学校にあったポスターで知りました。生物の先生も興味があれば出たら良いのではないかと話しており、中3の夏と高1の夏に応募して本選にも参加しました。

Q:JBO本選の成績はどうでしたか?

中3のときは銅賞、高1は金賞で、その年度の選抜試験で選ばれて日本代表となり、翌年のIBOシンガポール大会に出場しました。

Q:IBOでのエピソードを教えてください

妻と出会いました。彼女はウクライナからの代表でIBOに来ていて、大学3年生のころにアメリカで近くの大学同士になって。ということで、何から何まで生物学オリンピックのお世話になってるっていう感じです。笑

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

中3のときは生物オリンピックの存在を知ってからキャンベル生物学を一周読みました。結構重かったんですけど(笑)頑張って読んで臨みました。
あとは通学時間が電車で毎日大体3時間半ほどあったので「利己的な遺伝子」であったりとか生物系の有名なポピュラーサイエンス系の本は多く読んでました。
量としてはジャンル問わず読んでいたので、恐らく年間に7,80冊ぐらい読んでいて、その4分の1ぐらいがおそらく生物系の本だったなので、20冊ほどだったと思います。
学校の教科書は本当に開けたことがないぐらいで、過去問は試験前に多少解いたぐらいなんですけれども、当時はそんなに過去問が公開されていなかったので、2年分も解いたらもう何もやることない状態でした。
実は中3の本線が終わってから高1の間までは全くまた生物の勉強をしていなかったのですが、あの本は読み続けていたので、そこで色々バックグラウンドの知識がついたのと、論理の部分が強くなったので、生物学オリンピックに必要な力はめちゃくちゃ鍛えられたと思います。

Q:周りにもJBO受験者はいましたか?

私の学年にはいませんでした。1個上の先輩にはいましたが、生物部でもなかったのでその先輩との関わりはなく、一人で黙々とキャンベル生物学を読んで勉強するというスタイルでした。

Q:受験勉強との両立はどうしましたか?

そもそも中高一貫で、生物学オリンピックへの参加も中3から始まってIBOが高2の夏だったので受験勉強と重なる時期はありませんでした。そのため両立をする必要がなかったというか、受験勉強で忙しくなる前に生物学オリンピックが終わったっていう形でした。

Q:大学受験(筆記試験)に役立ちましたか?

日本では東大を受けたんですけれども、東大の受験勉強と生物学オリンピックの受験勉強はかなり相性がいいなと思います。
生物オリンピックの勉強をやっていれば東大の生物でも似た系統の問題が出るので、生物で東大受験するんだったら生物学オリンピックに参加して遠回りになることは無いと思います。

Q:大学進学(推薦入試、AOなど)に役立ちましたか?

海外の大学への受験はAO的な要素が多いので、その中ではIBOでの銀メダルは一番強い武器となりました。例えばMITだと国際生物学オリンピックに出ていると一つの秀でた実績として認められるので、かなり大きな武器というか一本の軸としてアピールしやすいものができたと思っています。

Q:大学受験に役立ちましたか?

めちゃくちゃ役だったと思うというか、基本的に生物学オリンピックの勉強をしていると東大とかの試験では、生物は何も対策しなくてもスラスラ解けるようにはなりました。
生物学オリンピックの勉強を通じて根本的な思考力が鍛えられているのと思うので、間接的な効果もあると思っていて、細かい覚える部分であったりとか、実際に問題を解く部分では化学は半分ぐらい良い影響を感じた一方で数学とかちょっと遠いように感じました。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

生物を楽しんで学んでいる人達と出会えたことが一番大きいことだと思っていて、同世代で本当に楽しそうに生物について好奇心をフルに発揮して学んで、色々な疑問を研究者に当てるような子達を見ると、自分もまだまだだなと感じることが多かったです。
同世代だけでなく、実際にライフワークとして研究者の方々、JBOの先生方と会うとピュアに学問を楽しんでるんだなっていうのを感じられたので、学校で学ぶ「これとこれとこれで覚えろ」みたいなものとしてではなく、ピュアに「これを知りたい」と思って楽しんで学んでいる方々と出会えたのが一番大きなことだと思っています。

Q:現役挑戦者へのエール!

楽しむことが一番だと思います。私自身も楽しむことが生物学オリンピックで成功する一番のコツだと思っているので、あまり試験とかで身構えずに、目の前にある現象や知識に対して不思議に感じる気持ちを忘れずに、楽しみながら生物学オリンピックに挑んでいただければと思います。

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JBO本選出場者インタビュー:若林勇太さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

若林勇太さん
所属:
東京大学 農学部 獣医学専修 3年
出身:
石川県立金沢泉丘高等学校 理数科
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京

Q:JBOをどうやって知りましたか?

私は2年生から受けたのですけれど、生物担当の先生と、1年の時のクラスメイトで受けていた人がいて、彼らから勧められて受けたっていう感じです。先生が授業でおっしゃっていたのと、私の高校は特に、理数科だからっていうのもあるのですが、1年生の時に、科学グランプリとか物理チャレンジとか、いくつかあるそういったもの中で、何かひとつ、できれば参加してほしいというふうな形だったのです。1年生の時は科学グランプリの方を受けたのですが、2年生、3年生で生物学オリンピックの方を受けました。本選に出場したのは同じく、高校2年、3年両方です。

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

高校は、1年生で生物の授業が終わるというカリキュラムでした。そこで、友達から、「JBOを受けてみたら?」と勧められまして。生物の成績は良かったので、1年生の3月くらいにJBOの過去問を解いてみて、「結構解けるな」と思いました。あとは過去問を解きつつ、個人的には植物があまり得意ではなかったので、まあ、今も獣医学部ですので植物は全然よく分かってないのですけど(笑)、その辺は教科書を確認するようにしました。生物の授業では全範囲網羅されていませんでしたので。教材は、高校で指定される教科書と資料集です。問題集も、いわゆる普通に定期試験で範囲を指定されて勉強するような、そういったもので対応できていたと思います。キャンベルは、予選を受けるためには読んでいないです。量的にも多いですし。2年生の時に、翌年度の国際大会の代表候補になりましたので、その際にキャンベルを頂きました。まあ、代表にはなれませんでしたけど(笑)。キャンベルは、全部読み切ったかというと、いまだに全部読み切っていないです。細々と読んでいるっていう感じですね(笑)。ほぼ過去問で対策しましたので、かなり勉強はやったと思います。分からないことはまず高校の先生に聞いて、それでも解決しないときは粘って調べてみるっていう感じでした。

Q:周りにもJBO受験者はいましたか?

毎年何人か高校で受けていました。本選に進んだ人は恐らく、私が高校にいた間は私一人だったのではないか、と思います。特に、高3の年になりますと、私は生物部に所属していましたので、部員の1、2年生に「出よう、出よう!」って勧めていました。一緒に勉強会などもしていましたが、なかなか本選に進める人は出ませんでした。去年、一昨年は出ていましたね。勉強会の頻度は、別にそんなに多くありませんでした。予選前に高校の試験がありましたので、試験と予選前の間に何日間かありましたので、そこで実施していました。生物学の教室がありましたので、そこで分からない問題を教え合ったり、先生に解説を聞いたり、そんな形でした。

Q:受験勉強との両立はどうしましたか?

私は物理化学選択予定でしたので、生物は細々とやる感じでした。両立できたかって言われますと、そんなに生物を重点的にやっていなかったっていうのが、正しいような気がします。試験期間中は、生物の方はほとんど触りませんでした。運動部で部活に打ち込んでいる人からすれば、大した量でもなかったです。

Q:大学進学(推薦入試、AOなど)に役立ちましたか?

一応推薦で受かっていますので、役立っている可能性はあるのですが、大学側が果たしてどこまで評価してくれたかは、こちらでは分からないですね。東大の推薦ですと、金賞の方とか国際大会に出た方とかって、たくさんいらっしゃいましたので(笑)。理数科って課題研究がカリキュラム上必修になっていまして、それを結構長い間続けていましたので、それで書いた論文というか小論文を提出しました。面接については、「進学後何がしたいか」という話が中心で、「何をしてきたか」っていうのは、あまり聞かれなかったような気がします。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

地方在住ですと、普段、都会の中高一貫校とか、国公立でも日比谷高校とか有名な高校や、私立の進学校などとの接点がないので、そういう人たちと出会う機会があったというのは、受験のモチベーションに繋がったと思います。当時会った人の中には、いまだに連絡を取り合っている人もいますし。ちょこちょこ一緒に話すぐらいの友達や、いろいろと詳しい話ができる友達ができるかなと思います。

Q:現役挑戦者へのエール!

自分と興味の近い相手に会える機会っていうのは、特に地方在住だとなかなかないと思いますので、この機会をぜひ有意義に使って、挑戦してみるといいのではないかなと思います。頑張ってください!

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JBO本選出場者インタビュー:長谷川修造さん

出場者インタビュー, 日本生物学オリンピック

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

長谷川修造さん
所属:
東京大学 理科三類 1年
出身:
灘高等学校
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京IBO2019 ハンガリー

Q:JBOをどうやって知りましたか?

僕は中高と生物研究部に所属していて、先輩方がJBOに参加されていたのと、部活の中で、参加費無料ということもあり、皆で応募しようという感じでしたので、参加しました。JBOに参加したのは中学2年生からです。予選を受けたのは中2から高1までの3年間です。本選に出場したのは中3と高1です。中3の時は、受賞等は何もなくて、高1の時が金賞でした。高2の時にIBO(国際生物学オリンピック)に行きました。開催国はハンガリーでした。

Q:IBOでの経験はどうでしたか?

めちゃくちゃ面白かったですけど、もう、成績が悪くて。微妙な泣き顔の、半分泣いているみたいな写真がありました。でも英語ができなくても、皆さんすごく話を聞いてくれるので、結構いろんな国の人と喋れて、すごく面白かったです。テストの方が短いぐらいでした。

Q:どんな勉強をいつからしましたか?

部活で、何度か問題が出ていましたし、先輩が教えて下さる時間みたいなのもありましたので、週1で生物のことを教わるみたいな感じと、あとは5月位から、皆で集まって過去問を解いたりしていました。勉強には大体、過去問と学校から貰える数研出版と第一学習社の生物図録を使っていました。中学の時に最初に貰ったのが数研出版の生物図録で、高校で貰ったのは第一学習社のスクエア最新図説生物で、どちらも良かったです。
キャンベルはあまり本選出場までは使わなくて、どちらかというと、代表選考とかそれ以降で役に立ちました。教科書を読みこんだみたいな事は、あまりしなかったです。予選問題が、知識というよりは、思考力を求めるみたいなところが結構ありましたので、問題に書いてあることが理解できるぐらいの知識があれば、思考力でなんとかなるという所はあったと思います。

Q:受験勉強との両立はどうしましたか?

予選の問題を解いているのが楽しい感じなので、他の勉強時間をすごく削ってまでJBOの勉強をやるということではなかったです。部活動の一環とか放課後とかでやっていましたので、受験勉強との両立は、まあ、どうにかできていたと思います。

Q:大学進学(推薦入試、AOなど)に役立ちましたか?

自分は推薦ではなかったので分からないですけど、多分どこの大学にもあると思うのですが、調査書とかにそういう事(受賞歴など)を書くところがありますので、そういうところに書けることがあるっていうのは、記載することがないよりは、多分すごい印象も良いと思いますので、役には立つのだと思います。

Q:大学受験(筆記試験)に役立ちましたか?

生物、化学など理系科目で絶対に影響はあると思います。生物の問題に対する、言語化の能力は、JBOを経てすごく上がったと思います。

Q:JBOに挑戦して良かったことは何ですか?

まず、すごく生物学が好きな人同士が、集まる機会っていうのが、JBOの本選でもない限りそうそうないと思います。自分への刺激になりましたし、採集とか研究とかされている方も結構いらっしゃいましたので、そうですね、自分が生物学をやる上で、すごく励みになりました。

Q:現役挑戦者へのエール!

生物学が好きな人同士で集まれるっていう機会は、多分、中高生で、そんなにないですし、実際に本選に出てみたら、すごく色々な人と話ができて、めちゃくちゃ面白かったです。予選も、思考力とかすごく難しい部分がありますけど、ぜひ頑張ってください!

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第33回国際生物学オリンピック日本代表決定

ニュース, 国際生物学オリンピック, 国際生物学オリンピック2022, 日本生物学オリンピック2021

~ アルメニア/エレバンで開催される国際大会で、世界の仲間と生物学を深める ~

国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:道上 達男)は、第33回国際生物学オリンピック(2022年7月10日から18日までの9日間、アルメニア/エレバンで開催されるIBO2022に派遣する日本代表4名および次点者2名を決定しました。
日本代表および次点者は、全国3,080名の受験者から三次にわたる試験を経て選ばれました。今後、大学教員や専門家も交えた国際生物学オリンピック日本委員会・プロジェクトチームによる特別教育を受け、7月の国際大会に臨みます。

第33回国際生物学オリンピック 日本代表(五十音順)

氏 名 フリガナ 在学校(所在地) 学年
井上 泰直 イノウエ ヤスナオ 東京都立小石川中等教育学校(東京都) 高2
川上 航平 カワカミ コウヘイ 久留米大学附設高等学校(福岡県) 高3
嶋田 佐津 シマダ サツ 東京都立立川高等学校(東京都) 高3
三田村 大凱 ミタムラ タイガ 灘高等学校(兵庫県) 高3

同 次点者(五十音順)

次点者2名は日本代表4名とともに代表団として同じ特別教育に参加し、日本代表に参加できない事由が発生した際には代わって国際大会の日本代表となります。

氏 名 フリガナ 在学校(所在地) 学年
本多 柊太 ホンダ シュウタ 筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 高3

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日本生物学オリンピック 本選出場者インタビュー

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日本生物学オリンピック 本選出場者の声

日本生物学オリンピック 本選出場者インタビュー 本選出場への道

※所属・学年は、2022年1月の取材日現在のものです

前田智大さん
所属:
株式会社Mined 代表取締役
出身:
灘高等学校、Massachusetts Institute of Technology Electrical Engineering
出場:
JBO2010 つくばJBO2011 広島IBO2012 シンガポール

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石田晴輝さん
所属:
東京大学大学院 薬学系研究科 修士2年
出身:
灘高等学校
出場:
JBO2013 広島JBO2014 つくばIBO2015 デンマーク

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竹本亮太さん
所属:
東京大学大学院 薬学系研究科 修士2年
出身:
広島学院中学校・高等学校
出場:
JBO2014 つくばIBO2015 デンマーク

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阿坂玲さん
所属:
滋賀医科大学 医学部医学科 5年
出身:
四天王寺高等学校
出場:
JBO2015 広島

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千代田創真さん
出身:
海城高等学校
出場:
JBO2015 広島JBO2016 つくば

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若島朋幸さん
所属:
筑波大学 生物学位プログラム 修士1年
出身:
広島大学附属高等学校
出場:
JBO2016 つくば

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梶谷碧さん
所属:
東京大学 理学部生物学科 4年
出身:
東京都立西高等学校
出場:
JBO2017 広島

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高橋航さん
所属:
筑波大学生物学類3年
出身:
山形県立鶴岡南高等学校
出場:
JBO2018 東京

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若林勇太さん
所属:
東京大学 農学部 獣医学専修 3年
出身:
石川県立金沢泉丘高等学校 理数科
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京

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本屋敷健太さん
所属:
九州大学 理学部 生物学科2年
出身:
修道高等学校
出場:
JBO2019 長崎

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小野俊祐さん
所属:
東京大学 理学部生物学科 2年
出身:
鳥取県立鳥取西高等学校
出場:
JBO2018 東京IBO2019 ハンガリー

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椋木優斗さん
所属:
京都大学 医学部医学科 2年
出身:
灘高等学校
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京IBO2019 ハンガリー

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長谷川修造さん
所属:
東京大学 理科三類 1年
出身:
灘高等学校
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京IBO2019 ハンガリー

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星野敬太さん
所属:
東京大学 農学部 1年
出身:
栄光学園高等学校
出場:
JBO2017 広島JBO2018 東京IBO2019 ハンガリー

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日本生物学オリンピック2022 エントリー

ニュース, 日本生物学オリンピック, 日本生物学オリンピック2022

ウェブページから本人が直接入力して申し込みます。
なお、保護者の方の同意を得たうえで申し込みしてください。学校で参加希望者を取りまとめて学校の担当者が責任をもって一括申込をすることもできます。

今年は郵送での申し込み方法はありません。

参加申し込み期間

2022年5月1日(日)~5月31日(火)

参加申込方法

科学オリンピック共通事務局のWebエントリーページから直接入力して申し込んでください。

Webエントリー(科学オリンピック共通事務局)

予選受験票の送付

参加申込みされた方には、6月中旬にWeb申込時に入力した自宅住所宛に予選受験票を保護者・受験者本人の連名で送ります。受験票は再発行できませんので、紛失しないようにしてください。
なお、6月30日(木)になっても受験票が届かない場合は、科学オリンピック共通事務局にお問合わせください。

日本生物学オリンピック2022 募集要項

日本生物学オリンピック2022 ポスター

日本生物学オリンピック2022 印刷用ポスター

参加申込についてのお問合わせ先

下記の電子メールまたは電話にてお問い合わせください。
株式会社教育ソフトウェア内 科学オリンピック共通事務局
E-mail : info@contest-kyotsu.com
電話:042-646-6220
FAX : 042-649-9601
電話受付時間:平日12:00~13:00 17:00~19:00


日本生物学オリンピック2022

日本生物学オリンピック2022

日本生物学オリンピックとは

日本生物学オリンピックは20歳未満で大学に入学する前の青少年の皆さんを対象とした全国規模の生物学に関するコンテストです。

日本生物学オリンピック2022は、国際生物学オリンピックに派遣する日本代表選考を兼ねています。日本生物学オリンピックには、予選、本選、及び国際大会への代表選抜試験があります。はじめの予選では、理論問題による試験を行い、約80名で行う本選に進む者を選抜します。本選は、9月に2泊3日の合宿形式で実験試験と理論試験を実施します。本選での成績優秀者には賞が授与されます。

また高校2年生以下の成績優秀者約15名は3月に実施する代表選抜試験に参加できます。代表選抜試験で優秀な実力を示し、かつ国際生物学オリンピックの参加資格を満たす4名を日本代表として選抜します。日本代表は、大学などの先生による講義、実験などの特別教育、メールによる質疑などでスキルアップして、2023年7月に開催予定の第34回国際生物学オリンピックに派遣されます。

なお、いくつかの大学では、日本生物学オリンピックでの成績が入学試験で考慮されることがあります。

  • 主 催: 国際生物学オリンピック日本委員会 日本科学技術振興財団
  • 共 催: 慶應義塾大学 高等学校文化連盟全国自然科学専門部 科学技術振興機構
  • 特別協賛:東レ
  • 協 賛:メルク Z会 日本動物学会
  • 協 力:はるやま商事 丸善出版 日本発明振興協会
  • 後 援: 文部科学省 生物科学学会連合

ウェブページ:http://www.jbo-info.jp/jbo/jbo2022.html


国際生物学オリンピック2023の開催地に関して<第二報>

2022/04/21

日本生物学オリンピック2022開催に関するポスター及び実施要項において、2023年の国際生物学オリンピック(IBO2023)はロシア共和国・ソチで開催予定と掲載しておりますが、現在のウクライナ情勢に鑑み、IBO2023はソチでは開催されないことが国際生物学オリンピック委員会によって決定されました。代替地は今後決定される予定であり、最新の情報は随時ホームページ上に掲載します。周知すべき情報の変更が遅くなったことをお詫び申し上げるとともに、上記につきましてご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本生物学オリンピック2022 エントリー

2022/03/20

ウェブページから本人が直接入力して申し込みます。
なお、保護者の方の同意を得たうえで申し込みしてください。学校で参加希望者を取りまとめて学校の担当者が責任をもって一括申込をすることもできます。

今年は郵送での申し込み方法はありません。

参加申し込み期間

2022年5月1日(日)~5月31日(火)

参加申込方法

科学オリンピック共通事務局のWebエントリーページから直接入力して申し込んでください。

Webエントリー(科学オリンピック共通事務局)

予選受験票の送付

参加申込みされた方には、6月中旬にWeb申込時に入力した自宅住所宛に予選受験票を保護者・受験者本人の連名で送ります。受験票は再発行できませんので、紛失しないようにしてください。
なお、6月30日(木)になっても受験票が届かない場合は、科学オリンピック共通事務局にお問合わせください。

日本生物学オリンピック2022 募集要項

日本生物学オリンピック2022 ポスター

日本生物学オリンピック2022 印刷用ポスター

参加申込についてのお問合わせ先

下記の電子メールまたは電話にてお問い合わせください。
株式会社教育ソフトウェア内 科学オリンピック共通事務局
E-mail : info@contest-kyotsu.com
電話:042-646-6220
FAX : 042-649-9601
電話受付時間:平日12:00~13:00 17:00~19:00


日本生物学オリンピック2022予選〈理論試験〉 〈CBT(Computer Based Testing)で実施〉

日 程

2022年7月17日(日) 13:00 ~ 15:00(試験時間は90分)

参加資格

20歳未満で大学などの高等教育機関に入学する前の青少年の皆さんです。具体的には以下の方々が対象になります。
高等学校、高等専門学校(3年生以下)、中等教育学校、中学校の在籍者。高等学校卒業程度認定試験受験資格のある方、予備校生など。

※国籍は問いませんが、問題文は日本語に限定します。
※IBO2022に参加予定の生徒は、日本生物学オリンピック2022への申込みをご遠慮ください。

参加申し込み受付期間

2022年5月1日(日)~5月31日(火)

CBTデモサイトの公開

ネット環境の確認や、CBTそのものに慣れてもらうことを目的に、7月9日(土)を目安にCBTデモサイトを公開する予定です。このデモサイトの体験結果が、実際の試験成績に影響することはありません。

会場

指定会場はありません。各自でインターネット環境を用意してください。パーソナルコンピュータをはじめ、スマートフォンやタブレットなどの端末でも受験できますが、個々の使用環境についてはデモサイトで確認するようにしてください。
自宅での受験が原則ですが、自校の教室で先生による試験監督のもとでの受験は認めます。

試験結果について

試験終了後に速やかに問題と正解・解説を公開しますので、それをもとに、各自で自己採点をしてください。予選の試験結果に関して、JBOは成績証明につながる書類の発行を行いません。
学校への成績開示も行いません。
本選に進むことのできる方(ただし、国際生物学オリンピックに派遣する日本代表候補の選考も兼ねるので、25名以上は高校2年生以下とします。)には、その通知と本選参加申し込みの案内を受験者本人と保護者の連名で郵送します。

一次試験における不正行為の禁止について

予選で行われるCBTは、試験会場で行われる持込禁止の試験と同様の条件で行います。つまり、自身の周辺においても良いものは、計算用紙、鉛筆かシャープペンシル、消しゴム、鉛筆削り、時計、メガネです。
解答時に参考となる教科書・参考書・辞書類の使用は認められません。また、試験中にWebを通じた検索や、試験中でのSNSを介した他者との連絡は不正行為となります。問題の解答を他者に相談・聞く等の行いも禁止です。あくまでも、試験会場で行われる筆記試験と同等の条件で行われる試験であることを認識してください。
それでもなお、このCBTで一切の不正が無いことをJBOが保証することは出来ません。公正公平な試験の遂行は、ひとえに試験を受ける皆さんの良識に委ねられています。

これらのことを踏まえ、JBOとして、以下のように対応します。

  • CBT受験時に、不正を行わない旨の宣誓を義務付けます。
  • 本選以降に発行する結果通知書類には、本選と予選の成績の両方を記載するとともにこの予選はCBTで行われたことを明記します。
  • その他、不正への対策を随時おこないます。

日本生物学オリンピック2022 本選(鶴岡大会)

日程

2022年9月17日(土)~9月19日(月・祝)(2泊3日)

会場

慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス(山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2)

参加資格

予選で選ばれた約80名

スケジュール

第1日 9月17日(土)午後に開会式、理論試験
第2日 9月18日(日)実験試験、
第3日 9月19日(月・祝)午前に閉会式

※スケジュール及び試験の方法が変更になることがあります。また、合理的配慮の必要な方も含め、本ページを必ず確認してください。

結果のお知らせ

9月下旬に受験者本人に本選と予選の成績結果を郵送します。


日本生物学オリンピック本選参加者の声

2022/04/18

日本生物学オリンピック 本選出場者インタビュー 本選出場への道

「JBOを知ったきっかけは?」「どんな勉強をいつからした?」「大学受験には役立つ?」「JBO本選の思い出は?」など、様々な角度からJBO本選出場経験者の生の声を聞きました。
インタビュー記事一覧はこちら


第34回国際生物学オリンピック日本代表の選考

「日本生物学オリンピック2022」の本選の成績優秀者の中から選ばれた代表候補者が参加でき、2023年7月に開催予定の第34回国際生物学オリンピックの日本代表4名と次点者2名を選考します。
ただし、国際生物学オリンピック(IBO)の規定により、国際生物学オリンピック開催時点(2023年7月)で20歳未満、かつ高等教育機関に在籍していないことが条件となります。したがって、2022年夏に高校3年生あるいは相当する学年以上に在学する方は、2022年7月には大学などの高等教育機関に進学している可能性があるので、代表選抜試験には進めません。
なお、日本代表となれるのは、国際生物学オリンピックにこれまで代表として参加したことのない方とします。

日本生物学オリンピック2022 代表選抜試験 日程

2023年3月19日(日) 12:00~16:00

会場

科学技術館(東京都千代田区北の丸公園 2-1)

参加資格

本選を経て選ばれた約15名

結果のお知らせ

2023年3月下旬に受験者本人に結果を郵送します。

参加費

日本生物学オリンピック 2022の参加費は無料です。
本選では、自宅から試験会場までの往復交通費は自己負担となりますが、試験期間中の経費(宿泊費、食費など)は主催者が負担します。ただし、遠隔地から参加する方には交通費の一部を主催者より補助することもあります。
代表選抜試験では、自宅から試験会場までの往復交通費と試験期間中の経費(宿泊費、食費など)を主催者がその支給規定に従って負担します。

出題される問題

予選では、CBTによる選択方式による日本語での理論問題が課されます。理解力、応用力、考察力、科学的処理能力を必要とするさまざまな問題が出題されます。出題分野は、細胞生物学、植物解剖学と生理学、生態学、動物解剖学と生理学、行動学、遺伝学及び進化学、生物系統学などです。
高等学校で求められる学力レベルや学校で習う内容の範囲を踏まえつつ、生物学における基本的な考え方をためすような問題も出題されます。
本選では、国際生物学オリンピックの実験問題を模して作成される実験問題と理論問題が課せられます。
代表選抜試験では、国際生物学オリンピックのレベルと同等の選択式問題などが課せられます。
過去に出題された問題及び参考となる図書などについては、どんな問題がでる?を参照してください。

表彰

予選では、本選参加者を選出します。
本選では、成績上位者に金賞、銀賞、銅賞などを授与します。また代表候補者を選出します。代表選抜試験では、ファイナリスト賞を授与し、代表4名と次点者2名を選出します。

日本生物学オリンピック2022参加申込に関する個人情報のお取り扱いについて

「日本生物学オリンピック2022」は、国際生物学オリンピック日本委員会、公益財団法人日本科学技術振興財団が主催し実施しています。ご提供いただいた個人情報は当財団の定める「個人情報保護方針」に基づき、次のように取り扱います。

1.個人情報の管理者について

ご提供いただいた個人情報は以下の者が適正に管理いたします。
公益財団法人 日本科学技術振興財団 個人情報保護管理者 吉田 忍
個人情報取扱部門責任者 若林 光次

2.個人情報の収集目的について

生物学オリンピック事業においては、参加申し込みに際してご記入、あるいはウェブページにご入力いただいた参加申込者本人及びその保護者、申請責任者に関する個人情報は、当財団に登録されることになり、この個人情報については、当財団が生物学オリンピック事業の円滑な運営を遂行するために使用するとともに、この事業に関連する各種のご案内や当財団が実施する科学技術・理解増進活動及び科学技術の普及・啓発活動に関する情報のお知らせのために利用させていただきます。

3.個人情報の業務委託について

当財団は、生物学オリンピック事業の目的の達成に必要な範囲内で業務委託を行います。
この場合の委託先は、個人情報に関し十分な保護水準を満たしている者を選定し、当財団が適切な監督の下、厳重な管理を実施します。
なお、「日本生物学オリンピック2022」申込受付業務及び受験業務の一部を科学オリンピック共通事務局である株式会社教育ソフトウェアに業務委託しております。

4.個人情報の第三者への提供について

ご提供いただいた個人情報に関しては、日本生物学オリンピックの主催者である国際生物学オリンピック日本委員会(委員長:浅島誠・東京大学名誉教授)、参加申込者の受験される予選の会場や業務遂行上必要な関係先に対して、運営に必要な情報(参加申込書及び成績)を提供いたします。なお、生物学オリンピック事業に係わりのない第三者に提供することはありません。

5.個人情報のご提供の任意性について

個人情報のご提供は任意ではありますが、必要な情報がご提供いただけない場合は、上記利用目的の遂行に支障が生じる可能性がありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

6.個人情報に関するお問い合わせについて

ご提供いただいた個人情報に関して、開示、及び開示の結果、当該情報が誤っている場合に訂正または削除のお申し出をいただいた場合には、速やかに対応させていただきますので、下記までFAX、E-mailなどでご連絡ください。

連絡先:公益財団法人日本科学技術振興財団 人財育成部
生物学オリンピック担当
〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2-1
FAX:03‐3212‐7790  E-mail :jbo@jsf.or.jp

7.ご本人の同意について

当財団は上記1から6までの事項についてご本人及びその保護者、申請責任者の同意がいただけた場合にのみ個人情報を取得いたします。

科学オリンピック全体の普及を目的として、各科学オリンピック(日本生物学オリンピック、化学グランプリ、物理チャレンジ、日本情報オリンピック、日本地学オリンピック、科学地理オリンピック日本選手権、日本数学オリンピック)の国内予選への応募・参加の学校別状況等(参加者個人を特定する情報を除く)を科学オリンピック全体で活用する場合がありますので予めご承知おきください。


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